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ⓘ この下の代償の数値について
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(理由)このずれを数値化する計算式は存在しますが、その数値の臨床的な意味はまだ確定していません。確定していないものを確定したように見せることは、AGGTの姿勢に反します。出し惜しみではなく、正直な保留です。
▸ 3視点モデル比較 / KINETIC ENGINE v2.0(既存・右側 α_R 基準)
① 剛体モデル
AGGT Heel Angle 理論最大値
d = H × tan(α)
—
mm
② 運動連鎖モデル
Kinetic v2.0 推定値
Khamis & Yizhar (2007)
—
mm
③ 左右合算
アンバランス総量
d3D_R + d3D_L
—
mm
📐 なぜ3つの数字を並べるのか(計算式の説明)
COSMO EYE は、同じ「重心のずれ」を、わざと3つの違う見方で並べて見せます。一つに統一しないのは、それぞれが違うことを教えてくれるからです。
① 剛体モデル d = H × tan(α)(理論最大値)
身体を「足から頭まで一本の硬い棒」と仮定したときの、頭のずれ。高校数学で確実に出る値で、計算は嘘をつきません。ただし実際の身体は棒ではないので、これは「ありえる上限」です。
② 運動連鎖モデル Kinetic v2.0(代償を考えた推定値)
身体は棒ではなく、足首・膝・股関節が次々に角度を吸収しながら上へ伝えます。その伝わり方(伝達率 T1=70% / T2=59% / T3=38%、Khamis & Yizhar 2007 の実測値)を使って、段階的に減っていくものとして計算し直した推定値。①より小さく出ます。
①と②の差が、意味を持ちます。①(棒なら届くはずの量)と②(代償を考えた量)の差は、ざっくり言えば「身体が関節で吸収している量」の目安です。差が大きいほど、身体が無理をして姿勢を保っている、と読めます。
※ 厳密には①と②は「二つのモデルの予測の差」であり、その人の実際の代償量そのものではありません(②は文献上の平均的な伝わり方を当てた推定で、個人差を含みません)。あくまで目安としてお読みください。
③ 左右合算(アンバランス総量)
左足由来と右足由来の運動連鎖の偏位を足したもの。左右どちらにどれだけ崩れているかの全体量の目安です。
このあと下に出る「二軸一致度 D」は、これら3つとは別の考え方です。左右(後ろから)と前後(横から)の二方向を、距離に換算せず標準化して一つに束ねた、重力軸と抗重力軸のずれの統合指標です。左右の「ふつうの中心」は 0mm(まっすぐ)に置いています——正常な人の頭の左右位置は、平均すれば正中(ゼロ)だからです。COSMO EYE は診断装置ではなく、これらを並べて「気をつけるべきこと」を観察するための道具です。
🛰️ COSMO EYE 視座 — 重力 (足→地球) と 抗重力 (足→頭頂) のずれ
AGGT が 3 月以来 見たかった 到達点
── 解析後、ここに読み取り結果が表示されます ──
抗重力線 / ANTI-GRAVITY (足→頭頂)
VIEW 1 — 冠状面 (前方から眺める)
後方撮影の実測値ベースで、重力線 (鉛直・足→地球) と 抗重力線 (足→実頭頂) を同じ画面に並べました。両者がなす角度を黄色の弧 Δ で表示します。
左右の α 軸延長 (オレンジ)・α 軸延長 (ピンク) は「もし足元の傾きがそのまま頭頂まで伝わったら、頭頂はどこに到達するはずか」の予測線です。
頭頂高で ⊕ 左 α 予測点・⊕ 右 α 予測点 と ● 実頭頂 を見比べてください。その差を結ぶ 黄色の矢印 が、身体内の関節と神経系がどれだけ吸収したかの物理量です。
VIEW 2 — 矢状面 (側方より・推定値)
側面方向 (前後) の偏位を Kinetic Engine v2.0 の伝達率 (Khamis & Yizhar 2007 由来) に基づいて推定表示しています。
重力線 (鉛直)・剛体推定 (グレー破線)・Kinetic v2.0 推定・抗重力線 (推測) を並列で並べました。
⚠ 後方撮影 1 枚からは前後方向の偏位は直接観測できません。本ビューは伝達率モデルから推定した参考値です。臨床的確定値ではありません。側方撮影や 3D 計測との突き合わせが必要です。
VIEW 3 — 天空俯瞰 (COSMO EYE)
足型の上に「重力線の到達点 (鉛直・接地中点真上)」と「● 実頭頂の水平位置」、そして「⊕ 左 α 延長予測点・⊕ 右 α 延長予測点」を同じ平面に重ねます。
位置関係で身体の空間的歪みが一目で把握できます。代償補正ベクトル (黄色矢印) が予測点から実頭頂へ向かって伸び、その大きさが「身体の中の関節と神経系がどれだけ働いて頭を真っ直ぐ保ったか」の総量です。
AGGT が 3 月以来見たかった全体像 ── 目線の高さで身体が理論上どれだけ歪むはずか、そして、それを神経や関節がどれだけ補正して人が立っていられるのか。それを COSMO EYE は 3 視点から可視化します。
▸ 二軸一致度 / TWO-AXIS CONCORDANCE
左右の偏り(冠状面)と前後の傾き(矢状面)を、運動連鎖の連動を考えに入れて一つに束ねた値。両方とも標準化(ばらつきで揃える)した「代償後の実値」同士を合成しています。前後は角度のまま扱い、距離には換算していません。
本計算値について(v3.0β PRO — 会員専門版):
COSMO EYE 視座は、AGGT Heel Angle PRO で計測された α(後足部 Sobel)と head_dev(頭頂偏位)を入力として、
「もし足元の傾きがそのまま身体を貫いて頭頂まで伝わったら、頭頂はどこにあるはず」の幾何モデル予測です。
実際の代償の所在(骨盤・脊柱・頸椎・関節・神経系のどこで吸収されているか)は、後方撮影 1 枚だけでは特定できません。
これは観察データであり、診断ではありません。
Kinetic Engine v2.0(既存)の伝達率 T1=70% / T2=59% / T3=38% は Khamis & Yizhar (2007)
Gait & Posture 25(1):127-134 の実測データに基づきます。
個人差・疾患・年齢による変動があります。臨床的確定値ではありません。
▸ 計算詳細 / CALCULATION DETAIL
▸ 入力値
身長 H—
右踵骨傾斜角 α_R—
左踵骨傾斜角 α_L—
踵幅 W—
頭頂偏位 head_dev ★COSMO—
頭部中心偏位 head_center_dev (任意)—
▸ 剛体モデル(AGGT Heel Angle) d = H × tan(α)
右側 d_eyepro_R—
左側 d_eyepro_L—
▸ 運動連鎖モデル(Kinetic v2.0・Khamis & Yizhar)
右側 d3D_R—
左側 d3D_L—
左右合算 d3D_R + d3D_L—
左右差 |d3D_R − d3D_L|—
代償率(右・剛体比)—
▸ COSMO EYE 視座(v3.0β PRO 新規)
重力⇄抗重力 角度差 |head_dev|—
頭頂高水平偏位 d_head = H × tan(head_dev)—
左 α 延長到達点 H × tan(α_L)—
右 α 延長到達点 H × tan(α_R)—
左 α 延長と実頭頂のずれ—
右 α 延長と実頭頂のずれ—
代償量(α平均 − head_dev)—